夏休みに、以前から念願だった尾道の向島(むかいしま)にある後藤鉱泉所を訪れました。
昭和5年創業の昔ながらの瓶入りラムネやジュースを製造販売されている歴史あるお店です。
昔ながらのレトロな瓶に入っており、これらの瓶は現在は製造されていないため、再利用されています。
そのため持ち帰りは不可でお店で飲んで瓶を返却するため、「幻のサイダー」とも呼ばれています。
以前、マツコの知らない世界でも紹介され、爆発的な人気を呼びました。
この春には4代目が引き継がれたばかりで、話題を呼んでいます。
町の人のおうちの冷蔵庫には必ずこちらのジュースがあるというほど地域にも愛され、観光客にも大人気のお店です。
サイクリングの途中で立ち寄り喉を潤すサイクリストも多数!
後藤鉱泉所のアクセス・営業時間・定休日
名称 | 後藤鉱泉所ー後藤飲料水工業所 |
公式サイト | インスタグラム オンラインショップ |
住所 | 広島県尾道市向島町755-2 |
電話番号 | 0848-44-1768 |
営業時間 | 8:30-17:30 |
定休日 | 水曜日(異なる場合もあるのでインスタをチェック) |
駐車場 | お店の向かいの駐車場の一番手前 空いてない場合はお店の方にお尋ねください |
支払い | PayPay、クレジットカード可 |
向島にあるので、尾道市街からは渡船に乗って行きます。
我が家は「尾道渡船」という尾道駅から一番離れた乗り場から車ごと乗船しました。
普通車4m未満と運転手1名を含んだ運賃が120円、+大人1人100円+小児50円なので、運賃は270円でした。安っ!!
ものの2~3分で到着しました!近っ!!

到着した向島の港には、大林宜彦監督の映画「あした」のロケ地のバス停が。
この映画見て号泣したんですが、バス停は記憶にない…( ̄▽ ̄)
もう一度見直さなくちゃ☆

港に下りたら目の前に商店街があるので、商店街に入って左側へ進みます。
道なりに行くと右側に「住田製パン所」というパン屋さんがあり、そこの交差点の分かれ道を左側へ。
すると左側に「エブリイ」「ダイソー」などのお店が集まった敷地があり、その先の向かい側に後藤鉱泉所の入口が見えます。

店内の様子
倉庫がそのままお店になった感じで、壁際にはケースが積み上げてあり、なんとも懐かしい雰囲気(*´▽`*)

ジュースの販売スペース。

雑貨の販売も。

先代のお写真も飾られています。

反対側は事務所でしょうか。
壁にびっしり写真やポスターが貼られていて、そこがまたすごく良い意味で古っぽくてずっと居ても飽きない空間ですね♪
後藤鉱泉所の瓶ジュース

飲み物の種類は、マルゴサイダー 200円、
ラムネ・ミルクセーキ・コーヒー・オレンジジュース・クリームソーダ 各150円。
昭和5年創業の5と、後藤鉱泉所の「ご」をかけ合わせたネーミングのマルゴサイダーが一番人気のようですが、他のジュースより一回り大きいです。
(最初に書いたように、ジュースはその場で飲んで瓶を返却しますが、飲みきれない方のために残った分を入れて持ち帰るプラコップが50円で販売されています。持ち帰り用の販売もあります。)

冷蔵庫の中で冷えています。
冷蔵庫自体も瓶のデザインもどれも懐かしくてノスタルジーに浸る…。

私はコーヒー、パパはラムネ、娘はオレンジジュースをいただきました。

壁際にパイプ椅子や丸椅子が並べてあるので、そこに座っていただきます♪
この雰囲気でこの瓶で飲むラムネは、格別です!!(≧▽≦)
そしてコーヒーやミルクセーキ、クリームソーダは現在市販されているものと比べるとあっさりめで、懐かしい甘さ(*´艸`)
昔の甘いものに憧れた時代の味を感じます♪
小学生時代の運動会とか、こんな瓶で飲んでましたよ~!!ホント懐かしい☆☆
やっぱり瓶で飲むのがおいしいですよね(^_^)

夏の思い出…☆☆

そして、こちらの飲み物は尾道のいくつかのお店や旅館でも飲めるので、実は前日に旅館でミルクセーキとクリームソーダもいただいてました( *´艸`)
※どこで飲んでも瓶は返却です。
持ち帰り用サイダーと怪獣サイダー
最近、お土産用の持ち帰りサイダーもできました。

瓶のサイズはお店にあるマルゴサイダーより少し小さめで350円です。

こちらも新商品。
見た目がゴツゴツして怪獣みたいということで「怪獣レモン」と名付けられた規格外の瀬戸田産レモンとコラボした「怪獣サイダー」

この2つをお持ち帰りしました。
マルゴサイダーは昔ながらの爽やかな甘さのサイダー(三ツ矢サイダーを少し炭酸を強くした感じ)、そして怪獣サイダーは瀬戸内産のレモン果汁を10%も使用されているだけあって、開栓してからの香りも味もレモンそのもの!!
レモンを丸かじりしたような味わいでした(≧▽≦)
お店とジュースと温かい人柄に癒される後藤鉱泉所
実はこちらの後藤鉱泉所の4代目は、身内の方ではなく、元竹原の観光課の職員さんだったのですが、地域の宝を守りたいという想いから、市役所を退職して妹さんと共に後継者に名乗り出られたのです。
すごい覚悟ですよね!
インスタにはお店の状況やお休みの日、裏話や苦労話なども書かれており、人柄を感じられるとても温かい内容ですのでフォローをおすすめします♪
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今までにはなかった持ち帰り用の販売やオンラインショップも始められ、また飲みきれなかった場合のためにプラコップも販売するなど、昔の良さは残したままどんどん現代に合わせた工夫を取り入れるのもお若い後継者ならではでしょうね!
私も念願叶ってようやく行けて良かったです(^_^)
向島は尾道駅から渡船に乗ってほんの数分で行けるし、船は往復しているのですぐに乗れるので、尾道に行かれた際は是非足を伸ばしてみてくださいね!
懐かしい店内と瓶ジュースと、店主さんの人柄に癒されてくださいね(^_^)



