広島県三次(みよし)市は、県北のほぼ島根県との県境に位置する町で、古くから城下町として栄え「稲生物怪録(いのうもののけろく)」という江戸時代中期の妖怪にまつわる物語の舞台としても知られています。
今までも妖怪に関するイベントが開催されており、なんと、あの、
水木しげる先生も何度も訪れていたのです!!
そしてこのたび三次に、日本初&日本最大の「妖怪博物館」が2019年4月26日にオープンします!
Contents
日本妖怪博物館とは
「湯本豪一記念館 日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」
公式サイト→https://miyoshi-mononoke.jp/
http://www.miyoshi-dmo.jp/mononoke/
●妖怪研究家の湯本豪一(ゆもとこういち)さんから寄贈された貴重な妖怪コレクション
●稲生物怪録に特化した常設展示
●チームラボの妖怪遊園地との3つの展示から成る博物館です。
寄贈された妖怪コレクションは、絵巻・錦絵・書物・武具・玩具など多岐に渡り、その数は約5,000点!
おばけの玩具などとても面白そうです!
稲生物怪録(いのうもののけろく)とは
江戸時代中期の三次を舞台とした人間と妖怪たちとの物語です。
江戸時代、寛延2年(1749)備後国三次(現・広島県三次市三次町)に暮らす16歳の稲生平太郎のもとに30日間に渡って、怪異がおこったり、さまざまな妖怪が現れ、平太郎を脅かし続けます。平太郎はその脅かしに耐え抜き、最後に妖怪の頭である魔王の山本五郎左衛門が現れ、勇気を讃え降参して立ち去っていくという物語です。
公式サイトより引用
私は初めてこの話を聞いたとき、よく30日も耐えたなぁ~と思いました(^^;
この物語は現代まで語り継がれ、最近では、漫画、映画、神楽などにも取り上げられているそうです。
チームラボ 妖怪遊園地
絶大な人気を誇る最新デジタルアート集団「チームラボ」
この冬は、広島城を美しい光と音楽で包み、楽しませてくれました↓
またこの夏は「未来の遊園地」で広島に帰ってきてくれます↓
先日福岡で体験した「未来の遊園地」レポです↓
この妖怪博物館では、チームラボの「妖怪遊園地」が常設展示されます。
◆お絵描き妖怪とピープル
◆妖怪が住まうテーブル
◆妖怪カメラ
展示作品はこの3つです。
さらに博物館のエントランスホールには「デジタル妖怪大図鑑」があり、タッチパネルサイネージによって、大画面でたくさんの妖怪を体感できるようになっています。
お絵かき妖怪とピープル
チームラボの展示の中でも大人気のお絵かきシリーズ!!
紙に描いてある輪郭の中を自由に色を塗ってスキャンすると、リアルに動き出します。
↑これは、広島城光の祭の「お絵かき武将たち」と未来の遊園地の「お絵かき水族館」
武将たちのダンスがすごく面白かったです!!
これの妖怪バージョンですね♪
↑妖怪遊園地の「お絵かき妖怪とピープル」(後日行って実際に撮った写真です)
紙に描いた妖怪たち(河童、天狗、人面)やピープル(男の子や女の子)が、目の前の巨大な草原で歩き出し、妖怪たちやピープルに触ると、様々なアクションをとります。
河童、天狗、人面…どれにしようかな?どんなアクションとるのかな?お絵かき武将みたいに突然踊り出すのかな?
今からワクワクします♪
妖怪が住まうテーブル
こちらも大人気の小人シリーズ!!
↑小人が住まうテーブル(未来の遊園地)
広島市のイオンモール祇園やレクトもに小人のタッチパネル型のモニター作品があり、小人の行く手を阻んだり梯子を上らせたり、雨を降らせたりして楽しめます。
「未来の遊園地」はテーブル型になっていて、物が置けるようになっています。
手や物を置くと小人たちが飛び乗ってきたリ、お皿やフライパンを置くと食べ物が出現したりと、とても楽しいのですが、妖怪遊園地では小人と妖怪たち(カエルつづら、九尾の狐、五日市の雷獣)が現れるそうです。
↑妖怪が住まうテーブル(妖怪遊園地) (これも後日行って実際に撮った写真です)
カエルつづら、九尾の狐、五日市の雷獣←これらの妖怪の名前を初めて聞いたのもあり、小人たちと一緒にどんな動きをするのか…きっと愛らしくて憎めないんだろうなぁ☆
いっぱいつかまえちゃおう♪
妖怪カメラ
こちらは、自撮りした写真をSNSにアップロードするカメラです。
フレームは3種類。妖怪に囲まれたり、河童に変身したり、稲生物怪録のように妖怪に驚かされたり…。
どれも楽しそうで迷う!きっと大行列でしょうから、今からどれにするか考えてシミュレーションしとかなきゃ♪
撮影された写真は妖怪カメラのFacebookページにアップロードされ、LINE経由でのダウンロードも可能なので、インスタグラムなどのSNSにも自由にシェアすることができます。
デジタル妖怪大図鑑
大型のタッチモニターの空間いっぱいに次々と妖怪が現れ、気になる妖怪の写真にタッチすると詳細を見れるようになっているようです。
これも楽しそう!もっとたくさんの妖怪のことが知りたい!と好奇心に火がついて、次々とタッチして止まらなくなりそうですね(笑)
このように今から楽しみなチームラボ「妖怪遊園地」
きっと子供達はさらに妖怪に夢中になることでしょう♪(大人もね、いやむしろ大人の方が!?)
チームラボ 妖怪遊園地 公式サイト→https://www.team-lab.com/yokai_park
★早速行ってきたのでレポ書きました↓
オープニングイベント
オープニングイベントも豪華です!!
4/26(金)~5/6(月)まで、泉谷しげるさんのART of LIVEが開催されます!
「ART of LIVE」とは、3年前から始めた「地域活性」をテーマに、描く・観る・歌う・食べる~をアートとし、地域の名物、名産を盛り上げる融合イベントだそうです。
ミュージアム広場でのライブや、泉谷さんのアート作品も展示されるそうです。
また4/27(土)には、もののけコスプレパレードも開催されます。
さいねい龍二さんや仮面女子さんもゲストして出演されます。
4/28(日)には、もののけシンポジウム(三次市民ホールきりり)
稲生平太郎の神楽や、湯本豪一さんによる講演会が行われます。
★もののけパレードも見てきました!貴重なレポです!
放課後ミッドナイターズとコラボしたPR動画もおもしろい!
絵本作家の石黒亜矢子さんデザインの三次市オリジナルキャラクターと、SNSで話題の「放課後ミッドナイターズ」のキャラクターが共演するPR動画もあります!
放課後ミッドナイターズのキャラクター2体と「稲生物怪録」の主人公平太郎と妖怪たちが繰り広げるコメディ仕立てのショートムービー3本が公開されています。カッコイイですよ!!
【放課後ミッドナイターズ × 三次もののけミュージアム】PR動画第1弾「平太郎とダンス篇」
【放課後ミッドナイターズ × 三次もののけミュージアム】PR動画第2弾「広島vs福岡? ラップバトル篇」
【放課後ミッドナイターズ × 三次もののけミュージアム】PR動画第3弾「真剣!TKじゃんけんぽん」
アクセスと駐車場
アクセス
住所:広島県三次市三次町(みよししみよしちょう)1691-4
(※読み方は「みよし」です!ナビを打つときは気をつけてくださいね☆
よく「みつぎ」と間違えられるんですが、過去に大友康平さんがライブに訪れたときにもやはり「みつぎ」と読んだエピソードが、当時の音楽雑誌「PATi・PATi」にも大々的に掲載された記憶があります!)
三次には「尾関山(おぜきやま)」という桜の名所がありますが、その周辺です。
以前「三次文化会館」があった場所です。
現在は別の場所に「三次市民ホールきりり」ができて、三次文化会館は閉鎖されました。
この三次文化会館には過去には結構大物のアーチスト達が来てました。先述の大友康平さん(ハウンドドッグ)とか…。
話がそれましたが、三次ICからは、車で15分。
三次ICを下りてずっとまっすぐ進む→願橋(ねがいばし)を渡り→三次市民ホールきりりを過ぎて突き当りのドラッグひまわり、ゆめマートの交差点で左折→国道434号線をずっとまっすぐ行って橋を渡り→今は橋を渡ると通行止めになっており、左折してラーメン蘭丸で右折→右にもののけトイレ、左にフードセンターがあり、しばらく行くと臨時駐車場へと案内されます。
国道54号線から行く場合は、テレビなどでよく放映される三次市のシンボル、赤い欄干の巴橋(ともえばし)を渡り、左側の道路に行き、2つ目の信号を右折してまっすぐ、裁判所を通り過ぎたところにあります。
JRやバスが停まる三次駅からは、タクシーで5分くらい。
三次までのアクセスは、公式サイトのアクセスのページがわかりやすいです。
駐車場
博物館の敷地内に駐車場があります。
オープン時には臨時駐車場とシャトルバスも!
4/26(金)~5/6(月)の期間中、臨時駐車場と無料シャトルバスが運行します!
Walk@round Miyoshiより画像引用↓ ※クリックで拡大できます
臨時駐車場がたくさんあるので助かりますね!
まとめ
古くから妖怪伝説の伝わる三次で、このような博物館が誕生するのは非常に喜ばしいことですね。逆に、なぜ今までなかったの?と思うほど☆
また、昔から私達の身近に存在する妖怪と、現代テクノロジーの最先端をいくチームラボとのコラボもおもしろい!
不気味で怖いだけでなく、ときにユーモラスに私達を楽しませてくれる妖怪。
この夏は、みなさんで誘い合って、是非妖怪に会いに行きましょう♪
湯本豪一記念館 日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
料金 | 【チームラボ利用の場合】 一般 600 円 高・大学生 400 円 小・中学生 200 円 【展示のみ観覧の場合】 一般 480 円 高・大学生320円 小・中学生 160円 |
開館時間 | 9:30~17:00 |
休館日 | 水曜日(休日と重なる場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日) |
公式サイト | https://miyoshi-mononoke.jp/ |
★三次もののけミュージアムは「三次 DE Happy!」の対象施設です↓
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妖怪は、
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