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「いわたくんちのおばあちゃん」子供にも伝わりやすい平和を考える絵本

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平和や戦争について考えるおすすめの絵本を紹介します。

こちらは「いわたくんちのおばあちゃん」という絵本です。

主人公の「ぼく」は小学4年生。
6年生のいわたくんは仲良しの友達です。

いわたくんちのおばあちゃんは、16歳のときに原爆にあいました。
被爆したおばあちゃんの娘さんが、当時のおばあちゃんの被爆体験を学校の児童に語り聞かせる形式なので、子供にもわかりやすいです。
イラストも優しいタッチで、とっつきやすいです。

いわたくんちのおばあちゃんは、いつもにこにこ笑って家族思いの優しいおばあちゃんですが、原爆でとても悲しい体験をしています。

おばあちゃんのお母さんは、原爆が落ちた瞬間、末っ子の妹をかばって強く抱きしめたようです。
2人の胸が合わさったところだけわずかに残っていた2人のブラウスの切れ端を握りしめ、おばあちゃんは泣き続けました。

「家族や 友だちが 死ぬのは
みんな いやなはずなのに、
なんで 戦争なんか するんかねえ?」

ぼくのこの言葉が、強く胸を打ちます。

「ぼく、戦争
 せんけえね。

 ケンカしても
 すぐ、仲直りするよ。」

世界中の人が、基本的なこの考えを持っていれば、平和な世の中が訪れるでしょうに。

読んでいるとつい涙声になってしまいますが、子供にも伝わりやすいので、是非お子さんに読んであげていただきたい一冊です。

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